毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

食と虐待③

夕食が、楽しい時間なんて事はありません。

ただの、屈辱に堪える場です。

隣に座る父に、箸の持ち方がなっていないと怒られます。
これは有り触れた事でしょう。

「こう持て!」と怒鳴りながら自身が持って見せるのですが、
私がその様に持つと、箸を全く動かせません。
元々思う様に動かない指は強張って、何も掴めなくなるので、また変な持ち方になって、怒鳴られ……。

心理的に、〈誰かと食事をする事〉が苦痛になっていきました。

そして何故か、ここは性的虐待の場でもあったのです。

隣で、卑猥な言葉を聞きながら、食べる夕食。

気持ち悪い、

気持ち悪い。

ニヤニヤして私を見て、どう反応するかを楽しんでいる。

異様な空間、
誰も父を注意しない。

ーーー全身に、汚水を浴びた状態で食事をしている感覚。

悍ましい。

美味しいなんて、楽しいなんて、映像作品の中の世界だけなんだ。


現実の、家族の食卓なんて、

見られたものじゃない。


                (続く👻)