毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

教室内の明暗③

現地点を嬉々とすれば、数メートル先は暗澹としている。                                    地上の点、小さい箱、教室。        遠い国の誰かの苦しみに気付けないどころか、直ぐ側の同級生の苦しみも気付かない。                       仲良い子達が集まれば不思議と適当な楽しみが生まれ、笑い声が響く。         そうきっと何気無く笑っていたんだ私も、                       誰かにとっては生きた心地がしない空間で。                                           あの場所は何だったんだ、他人の気持ちがわからない人間の集合場所か。        勉学という主軸から外れた社会性などは、学校では教えて貰えないという事か。                          時が経って、当時の首を絞められた様な息苦しさを今更感じる。                                 遅いんだ、もう。                                  見えない血溜まりを踏み付けて過ごした。                                            教室の床は、血の足跡で埋まっている。                        薄情な私のシューズは、もう無い。                                                        👻👣👣👣👣👣👣👣👣👣🏫