「ーーーっ、ははははははは」
「あはははははは〰〰」
二人共、笑いが止まらない。
「上手くいったね、そこら中に石が散らばっている」
残念ながら僕には見えないが、それを裏付けるのは、
肩の軽さだ。
「軽っ!」
「軽くなったーー!」
地球に寝そべって、笑いが止まらない。
もう持っていない。
暴力と小言は、砕け散った。
子供の上に石を積み重ねる親、押し潰して、動けなくしようとしているのか。
ごめんね、もう石は貰わない。
ごめんね、もう背負う事はしないよ。
カーカー。
季節は感じないが、夕方に近付いている自然の声を聴きながら、
僕達は今、笑いが止まらない。
フワリと、肩が軽い。
🌇 👻♪