波風は勝手に立ってしまう。
余計に勢いを強めない様に、
対処しなければならない。
今なら多くの資料と共に、少し傾向も見えたりするが、
今も無知なのに幼い頃は激しく無知な為、
波風がいつ立つのか、
どう鎮めるのか、
どう避けるのか、
何もわからず、
巻き込まれる。
ーーーーー鬼だ。
御伽話の中だけではなく、
現実の世界にも、
鬼がいると知っている。
角が生えていて、
目は吊り上がり、
大きな声を出す。
子供を怯えさせ、
気が済むまで怒鳴り散らし、
満足したら去って行く。
いつまた来るのか、
いつ出るのか、
金棒を引き摺る音でもすればわかるのに、
予兆も無く、
急に君臨する。
(続く👻)