震えながら過ごしていますか?
形容し難い不安に包まれ、
内臓は焼け付き吐き気を伴い、
指先には血が廻らず冷たく、
動かずとも冷えた汗が纏わり付き、
悪い夢でも見ているのかと現実逃避し、
懸案に背き「気にしない」と笑ってみても、
平然という幻は幻でしかなく、
逃げたいのに逃げる場所は、無く。
急き立つ様に自己弁護の台詞が湧き、
「自分は大丈夫」と根拠の無い正常性に縋り、
気休めで人の役に立ってみたり、
子供やお年寄り、動物に優しくしたり、
ただとにかく時が過ぎていけばいいと、
思えば思う程、
時計の進みは遅くなり、
結局延々と、現実に放られている。
どんなに別の路を選んで通っても、
歩いているのが他でもない、
自分でしかない。
全ては忌まわしい自分が根元、
震えるしかない。
(続く👻)