理解不能に燃え盛る見えない火は、
無理に消火せず、
消えるまで静かに待った方がいい場合がある。
実際の火災でも、水に反応して爆発する物質もあるくらいだから、
無闇に消そうとする行為が、
逆に火に油を注ぐ事になったりもする。
煽り立てるなど以ての外、
こちらまで大火傷を負うだけだ。
そう思えるまで、
何度も火を取り散らかした。
勝手に発火し場を混乱させる悪玉に、
またキレたのか、
うるさい、
うるさい、
うるさい、
もう大概にしろ。
そう煽った。
結果は、
炎上・延焼するだけ。
無駄を繰り返す。
いつ燃え上がるのかと怯える日々、
理解不能な現象は世の中に溢れている。
着火原因は何なのか、
消す方法はあるのか、
長い間わからぬまま、
見えない火の粉を浴び続けていた。
(続く👻)