火や熱せられた金属は熱い、と知っている。
花火など、火を人に向けてはいけませんよ。
火に掛けた鍋やフライパンを、触ってはいけませんよ。
火傷をするから。と、幼い頃大人に言われたから。
自分の不注意で実際火傷をして、軽いものは直ぐ治り忘れてしまうが、
ずっと残るケロイド状の痕を見て思う、
火傷をした時とその後、激しく熱くそして痛い。
巨大な水疱、ドロドロの皮膚、当てたガーゼなどがへばり付き、剥がす時の激痛。
治った後も、「それどうしたの、どうしたの?」と瘢痕は目立ち続ける。
だから、他人を火傷させたら大変だ。
事故を起こさない様に、火の取り扱いに注意する。
そんな当たり前が通用しない、
敢えて他人に火を向ける暴君がいる。
生きた人間を、焼こうとするのですよ。
一部の恐ろしい集団の中で起きる拷問だけではありません。
あちらこちらで、今この瞬間も、
焼かれている。
(続く👻)