毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

記憶の推敲①

そうではないと思いたい。
そういう時は、

そうではないと思い込む。

強く深く。

何度も何度も思い込むと、あやふやなものの線が濃くなり、徐々に色が着き、

それに新たに風景や動きや気配が加わり、

あぁやはりそうではなかったと信じられる程、

気が付けば記憶が鮮明になっている。

ここまでになると、周りに何を言われても揺るがない。

自分自身を疑えない、自分が持つ記憶が鮮明過ぎるから。

忘れられない記憶、
思い出したくない記憶、
然も無い記憶、

様々ある中で、敢えて深く関わり敢えて強く推敲し、

何かしらに支配されているかの様に繰り返し、

そうではない、と。


真実は一つ、記憶がそう言っている。

鮮やかな映像が、脳内にある。


思い込む事へ突き動かされた理由は置き去りのまま、

そうではない、と自分の中で確定する。


               (続く👻)