いつも仲間と一緒にいたのに、
急に独りになってしまったら、
時を刻む周りに季節の空気が触れるだけ。
不老不死など無い。新たな命が生まれるから続いていく。
最期に向かう道を寿命や宿命などと言うのは人間だけか、
自然界では名付ける必要も無い。
何故、大きな声で鳴くの?
誰かを探すみたいに。
遠くまで響く声は力強く儚く、
そして寂しい。
そう感じるのはこちらの勝手な捉え方で、感傷的になりがちな人間らしい考えだ。
独りで、
海の方へ、
鳴きながらゆっくり進む。
呼んでいる、
[独りは寂しいよ]
受け入れる一生、わかっているけれど、
誰か返事をしてくれるかもしれない。
力の限り、
果てまで届く様に。
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