毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

独りで鳴く

いつも仲間と一緒にいたのに、

急に独りになってしまったら、

時を刻む周りに季節の空気が触れるだけ。

不老不死など無い。新たな命が生まれるから続いていく。

最期に向かう道を寿命や宿命などと言うのは人間だけか、

自然界では名付ける必要も無い。


何故、大きな声で鳴くの?

誰かを探すみたいに。

遠くまで響く声は力強く儚く、

そして寂しい。

そう感じるのはこちらの勝手な捉え方で、感傷的になりがちな人間らしい考えだ。


独りで、

海の方へ、

鳴きながらゆっくり進む。

呼んでいる、

[独りは寂しいよ]

受け入れる一生、わかっているけれど、

誰か返事をしてくれるかもしれない。


力の限り、

果てまで届く様に。


               🐣   👻