毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

普通の日常とは??

人間の脳は単純で、すぐ騙せるそうです。詐欺の話ではなく誰かが誰かを、ではなく自分で自分を騙す、という事をそういえばやっていたなー、と。
祖母が認知症でその症状の一つに[引っ越しをする(実際の引っ越しは一度だけ)]というのがあり、祖母は小学生の私を学校を早退させ連れ出し、父の職場まで行き、外で待つのです。ただただ、待つのです。何十分、何時間、冷たい風が身体を骨まで冷やします。つっ立っている二人に気付いた誰かが父に知らせてくれて、外まで出てきた父が「引っ越しはしない」と言うと、祖母は納得しやっと家に帰れるのでした。記憶が曖昧なのですが何度かあったと思います。
学校側が「引っ越しという理由で早退は許可出来ません」とか、親が学校に働き掛けて「何かあったら連絡下さい」とか、そういうのが何もなかったから続いたのだと思っていますし、私にも「お婆さんは認知症だ」としか言ってくれなかったので、訳がわからないまま、これが私の日常となりました。
父に散々蔑む言葉を言われ「死にたい」と思う様になり、死ぬ方法を考えながらいつもの様に食事をし、風呂に入りベッドに入り、朝起きていつもの様に学校に行く。違和感がありながら、これが私の日常でした。

これが私の日常です!普通という事はよくある、有り触れた、大した事ではない、一般的な日常という事です!

なーんだ普通なんだ、皆そうなんだ、辛く絶望を感じていた自分が異常なんだ、普通じゃん、普通なんだよ・・・・・・・・・・・!

私は、必死に自分の脳を騙そうとしていました。

上手くいったのかどうかはわかりませんが、脳を騙す癖はついたと思います。
よくダイエットの停滞期で脳が「飢餓状態だから体重減少ストップ!」と指令を出したら「そうじゃないよ!」と騙す為に一日だけガンガン食べる、みたいな感じで。
ストーカーがいた時、殺害予告を受けても普通の事だから日々の生活は変わりませんでした(いずれ変わるのですが)。何事も普通だと、脳を騙す様になりました。

有り触れてつまらないであろう普通の日々に、憧れていたのだと思います。
恵まれているのに、こんな事言ってすみません。


私偏頭痛の様な吐き気を伴う頭痛にたまに襲われるのですが、前兆が耳鳴りなので(ごく稀に稲妻の光)、耳キーンの時点である事をやります、耳たぶなどを引っ張りながら。

「我々は宇宙人だーっ👽」

これは耳鳴りではない、私は宇宙と交信しているのだ、と脳を騙すのです。
私の脳が馬鹿なので、これでもまずまずの効果があります👍