この世に誕生はしているので、種が蒔かれ地上に芽が出たのは事実です。
伸びてつるが巻き、蕾が出来ました。
・・・もぎ取られました。
つるは伸びていきます。水を飲んで栄養もとれているので、また蕾が出来ました。
・・・もぎ取られました。
出来てはもがれ、出来てはもがれ。
ちぎったところからバイ菌が入り、濁った薄い緑色のつるになって、まだ伸びています。
朝顔はつるを伸ばす意味を見出だせず、枯れたいと思うようになり、いろいろ試しましたが、そう簡単には枯れてくれません。
朝顔に水と栄養を与え、育てている人が蕾をもぎ取っています。
ニヤニヤ笑いながら。
もう疲れました。
つるを伸ばす努力も枯れる努力も、気力が湧きません。
花を咲かせる事が出来ないのに、何故この世に存在しているのでしょう。何故咲かせては駄目だったのでしょう。
いっその事最初から種を植えないか、根っこから引き抜いて捨ててくれればいいのに。
死なず生きる朝顔を見て、育てている人が軽蔑しています。
こんな仕打ちを受ける理由は、何だったのですか?
双葉の形が悪かったからですか
つるの伸ばし方が気持ち悪かったからですか
葉っぱの色が求めていたものと違っていたからですか
種を残すと危ない菌を持っていたんですか
すみません すみません すみません
何れ腐って枯れます。
…ごめんなさい~、不気味な詩の様なものを数年前に何気なく書いていたのですが。
使わせて頂いている部屋の窓から少し庭が見えるのですが、毎年、朝顔が植えられる様です。
濃い緑の葉っぱが生い茂り、綺麗な花がたくさん咲くんです。たくさん咲くんですよ。朝顔と私、あまりにも対照的で、真っ暗い自虐的な文章をドロドロと綴っていたんですね。
朝顔が咲く時期が来ると、切ない🍂
あと、庭の草取りもするのですが、残す草花と捨てる雑草、・・・やはり切ない🍂
雑草に感情移入してしまって、草取りが辛い❗😭