毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

大人達の言葉

一番記憶が曖昧な時期、その頃だと思うが、私は精神科の医師と話した事がある。記憶は朧気な映像、女性の先生はにこやかで、温和な様子。
具体的ではなく、父親の話をしている。初めて会った人に長年のわかりづらい闇を上手く説明出来る筈もなく、結局言葉は拙いものになる。

「父親が、嫌で…」

この頭の悪そうな私の喋り、どうにかならないものか。しかし相手はプロ、会話や雰囲気の中から何か見つけ出してくれる筈。
私の後に、先生が口を開いた。

「でも、本当は好きなんでしょ?」

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だーーめだーこれー。
精神科医はまず患者の言う事の否定から始めるのか。そう習ったのか。
なら仕方ねぇな。


貧乏な子供時代だった芸人さんや有名人の方が、後に両親に家をプレゼントしたりする良い話。
心から、自発的に、親の為に、という想い。

「これからは、あなたが私達の面倒を見るのよ」

この通りの台詞ではなかったかもしれないが、内容は合っている。十代の頃母親に言われた。

虐待し、精神を抑圧し、そして心が壊れた娘に、そう言うのか。

育てて貰ったから、感謝をしなければならない。

軽んじてくれて、ありがとう。

❔❔❔❔❔


ともかく。

大人達の言葉は、子供を冷めた人間へとどんどん導く。
大人達の言葉を聞く度に、多くの事を諦める。

すみません、愚痴っちゃいました。
その闇の中にいる子供達の事を考えると、また私の心が雑巾絞るみたいにねじねじになって苦しくなる。


若い方達は、雑巾なんて使わないか❗❓