小学一年の時から十九歳くらいまで(間ちょっと別な所に抜けましたが)住んでいたこの家(実家)。折角出たのに、十数年振りに戻る事になって今に至ります。
この家。
外観と内装が少し変わっていてそれは良かった。
今私がいる部屋は姉妹それぞれの部屋の壁をぶち抜いて一つにしたもので、壁紙も新しくなっていて良かった。
花柄🌼のタンスはいらない、
星型⭐の目覚まし時計はいらない、
当時を思い出すから。
過去の苦しみを彷彿させる物は全て片付けた。
ふと、窓の外に目線が行く。変わらない、山と空。
ーーーーーあぁやっぱり、嘘じゃなかったんだ。
思い出した、あぁそうだ、何度も瞳に映していた、
明け方の、赤い空。
覚えている、無気力感。
[助けて]って、本当に言ってたよね。
抱えて来た、生きづらさの原因、
ここ(実家)に、あったんだ。
戻って来て、気付けた。
橙ではない、鮮血が滲む様な赤い赤い空。
蘇る、当時の私が言っている、
[もう、………疲れた…………]
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ちょっと、暁紅に対して酷い言い方してしまっていますね。
本当は、凄く綺麗なんですよ❗
それはそれは、美しいのですよ👻💕