夜が明けた。 「逃げるぞ、朝に毒撒くんだろ」 最初に声を掛けたヤスデが、私に避難を促す。 「私はここに留まります」 「ヤスデなんて毒で呆気無く殺られる」 「はい、構いません」 「ふーん、裏の家の敷地内に行ってるから、気が向いたら来ればいーじゃん…
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