現実味の無い現実。
視界に入っているいつもの部屋の中は、
絵画を鑑賞している感覚だ。
懐かしい、
中学生の頃、水彩画も油絵も描いていた。
不意に美術部の部室が蘇った程。
絵にすれば、
文章にすれば、
それは記録や作品となり、客観的に見る事が出来る。
しかし、今現在見ているものは、
現実味の無い、ただの現実。
水が滲んで、
油が重なって、
絵画の様にしか捉えられない、
くぐもった、曖昧な空間。
子供の頃から、今も、自分の存在を掴めない。
確かに、人物画は苦手だった。
この世界にも、自分は描かれていないのか。
高が絵画、
の様な現実。
キャンバスの様に切り裂く事が出来ない、
描いてもいない絵画を、
今日もただ、観ていた。
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寝る前だったかな、急に辺りが絵画🎨の様に見えて。
まぁその、眼👀の老化でしょうね……💧
👓👻❔