毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

埃の色①

普段は然程気にならず、敢えて見もしないもの。

風や気配の流れに漂って、動かされて何処にでも潜んでいる。

火で燃やされ、
水で流され、
風で飛ばされ、
拭けば取れる程、

直ぐ片付く。

それは何から生まれるのか?
最早この世の全てからの様に思えてしまうが、
何かしらの物質であり、

その存在を気にした時点で、生まれたと言ってもいい。

大方邪魔にしているのだろう、
しかし侮ってはいけない。

微小なのをいい事に、

体内まで侵入し、

そこで初めて己を誇示する。

人間は容易にもがき苦しむのだ。

この、少なければ気にもしないものに、
あっさり打ちのめされる。

だからこそ、

存在を認めるべきだ。

億劫だからと蔑ろにして、

溜まる一方で、


すると………。


               (続く👻)