毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

空から砂糖が降ってきた

風が吹いているからカーテンが揺れているんだ、と思ったら無風。

揺れの原因は遠い国の大地震。時間差でゆっくりと目眩の様に揺らいでいた。


擦れ違いを防ぐ為に前以て言っておく。けれども次の日には忘れられて擦れ違う。

原因は様々だが直ぐに険悪にならない方がいい。生まれ持った特性で記憶する事が難しい人もいる。
と言いながら自分に存在感が無いだけかもしれないが。


ーーー雨だね、屋根を打っている。

珍しい、二月に降るのは雪じゃないのか。窓の外を覗くと、

雪。

ん?霙?いや乾いた道や屋根が少しずつ白くなっていく。

見た目は雪、

音は雨。

不思議な感覚、当たり前というものに浸かっている私の目に映る白い粒は、

まるでお砂糖。

野外を転がっていく。


君は……、霰だね。


当たり前でしょ、という感覚はいつでも裏切られるものだ。


            ❄  ⛄👻  ☔