毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

夫は加害者、子供は被害者④

で、うちの場合。

見事に、綺麗に、母は父側に付きました。

昔の私は「母親は子供を守るもの」というガッチガチの思考だった為、

必死で旦那を守ろうとする母の姿に唖然としてしまいましたが、

今はまぁ、そういう人もいる、子供を守れない脳構造になってしまっている人もいる、など、
捉え方は柔軟になったと思います。

すっきりはしませんけれども💧、しかしやはり、

加害者と被害者に挟まれて。

どーすりゃいいのよ❗❗❗という境地ですものね。

いや、うちの場合は、母は迷い無く大好きな旦那さん側に付き、私の告白など、

もう、覚えていない可能性が高い。

これも、いつもの事。

虐待や虐待の後遺症に苦しむ自身の子供と向き合わない女性を、間近で窺えるというのは、

興味深い環境でもある。

一人の女性が、どう生きるか、

それは個人の自由(今回のテーマの場合ですよ)。


数日間食事をせず、朦朧とした状態で過去に受けた虐待を告白した時、父に吐かれた暴言の中の〈拾ってきた子供〉というものに対して、

母は必死に言い訳をしていましたが、

死のうとしている娘を目の前にしながら、

大好きな旦那さんを庇う事に一生懸命で、

あぁ、私の事は全く見えていないんだなぁと、

改めて知ったのでした。


とにかく、加害者の妻であり、被害者の母でもある女性は、大変だ。


       👨❤⬅👩➡❓👧👦     👻

夫は加害者、子供は被害者③

種類にかかわらず、家庭内に虐待が存在したら。

知る切っ掛けが子供からの告白の場合、
直ぐに子供側に付き守る行動を取り、虐待を事件として扱い、夫と子供を引き離す為離婚を選択する人もいれば、

虐待の存在は認めるものの、夫には口頭で注意するだけに留まる人や、

「そんな事(夫が)する訳無いでしょ」と、子供の告白を信じない人や、

虐待の存在を認めても認めなくても、何が何でも夫側に付く人など、

様々な事例がまだまだあるでしょうが、

夫、子供、どちらも見捨てず蔑ろにせず、真摯に向き合い、

夫が有罪になってもそれを受け止め、更生施設に通わせ、真人間になるまで寄り添い、

子供の傷付いた身体と精神を癒す為、病院や専門家と繋がり、〈あなたが大切〉だと伝え続け、

いつか、再び家族で暮らせる様に、前を向いて進んでいく。

ーーーなんて、そんなに強くいられるのでしょうか!

そういう人もいるでしょうが、

加害者と被害者の狭間で、

正常さを失ってしまう女性がいるのも致し方無いのか……?


それでも、子供を守って欲しいけど、

ねぇ…。

綺麗事かな。


                (続く👻)

夫は加害者、子供は被害者②

性的虐待の事案でよく取り上げられますか。
しかしこれは被害者の告白の中に出てくるもので、

本人の思いはまず知り得ません。

大昔勉強したのは、この立場の女性は、この事態を受け止めきれない場合も多い、との事。

事件が発覚する前に本当は異変を感じていたとしても、

そんな訳無い、有り得無い、と、何も起こっていないと思い込む様にする人もいるでしょうし、

事件が発覚したら、

責めるのは、夫だったり子供だったり。

自分の夫が、自分の子供に性的興味を持つ?

自分の知らない所で、二人が関係を持った?

ずっと前から?何度も?

嫌だったら普通断るでしょ、それなのに何で応じてるの?

???と、脳はごちゃごちゃ。

「ふざけんじゃねぇテメェ」と加害者(夫)を責めるのならいいのですが、

「あなたが悪い」と被害者(子供)を責める人もいるらしい。

それは…、勘弁して……。

母親にそう言われたら、子供は絶望しかないよ。


そんな事を言ってしまうくらい、

この立場の女性は、

思考回路が乱れてしまうのでしょうか……。


                (続く👻)

夫は加害者、子供は被害者①

自分が実際その立場になってみないと本当のところはわからない訳ですが、

ほぼ何も経験していないので、想像するかドキュメンタリーなどを観て情報を仕入れるしかないのですが、しかし、

加害者の妻であり、

被害者の母でもある、

という立場の女性。

ど、どうしますか、想像もつきません。
こんな大変な立場、そこに立つ女性達は、

どうなったのか。

片方でも大変ですから、両方だと脳が処理しきれません。

関係性も重要。

何の問題も無く仲の良い家族だと思っていた。

夫も子供も愛している。

生活の面で、夫に頼っている。

DVで支配され、夫に逆らえない。

子育ては行き詰まっていた。

仕事などが忙しく、家庭の事は余り…。

子供とは何となく合わない、等々。


そんな中、事件は起きた。

私は、加害者の妻、

そして、被害者の母。


どうしますか。


                (続く👻)

成功と赤字

「成功ですね」


コロナ禍という事で、何をやるのも難しいところ、

とあるスポーツのとある大会、試合は素晴らしいものだったのでしょう(観ていないもので🙇)、観客の人数制限はあったものの、無事終わりました。

そこで、ニュースキャスターの上⬆の台詞。
うん、そう、選手の事を考えると、中止ばかりでは辛過ぎる。
策を捻出して、安全を徹底して、開催するという方向へ進むのは有り難い。

無事終わったと言っても、いろいろあったのですが、中止にはならず試合は行われたので、「成功ですね」と出ましたが…、

運営側は、自ら言いました。

この大会の赤字額、八十三億円?以上。

ーーーこれは、あっさりと「成功」と言ってもいいのかどうか。

運営側が超お金持ちで、そのくらいの赤字痛くも痒くもないのならまぁいいのですが、

そうなると、うーん、お金か…。

何を以て成功か。


と、実は、これ成功と言えるの?と疑問を持ったという話ではなく、

私がこの大会の赤字の事を知らず、このニュース番組を観て「成功ですね」と聞いたとしたら、

何だ、大会中止にしなくても、やる方法あるじゃん。

……と思ってしまうだろうな、と。


特に私は馬鹿なので、

情報の精査というものをしないと…。


どうやって~???


                  🎾 👻

雪の月②

時間を掛けて作った物を、壊されているよ。

空腹に堪えているよ。

勉強を、
性行為を、
掃除を、
立っている事を、
起きている事を、
強要されているよ。

馬鹿にされているよ。

暴行を受けているよ。

尊厳を踏みにじられているよ。

自分を責めているよ。

意識を失っているよ。


鼓動が、もう少しで止まるよ。


泣いているかもしれないけれど、

涙、もう出ないかもしれない。

代わりに、

白い明かりが降り注ぐ。


見ているの?

もう疲れたから、空を仰げない。

誰にも気付かれず、

音も気配も無く、

一人、また一人、

命の灯火が消える瞬間、


あなたは、

見ているの?


            🌕       👻

雪の月①

真夜中なのに。

いつから白夜を仰げる様になったのかと思う程、

空と山並みの境がはっきりわかる。

暗闇を照らしているのは、

白い月。

太陽と違い、この明かりを避ける事は無いだろう。

照らしている所は、全て見えているのだろうか。

見ているの?

無慈悲な場面を。

遠くて、音は届かないから、

悲鳴も、

嗚咽も、

呻きも、

SOSも、

聞こえないね。

気配はどうだろう、

遠くて、伝わらないかな。

いや、直ぐ側にいても歪んだ空間に気付けない人も多いから、

音も気配も届かない。


白い明かりで照らされている。

今、

見ているの?


                (続く👻)