ところで、この世にたくさんいる筈の〈いじめ加害者〉は、一体どうしているのでしょう。
全然見えませんが。
一人の被害者を一人の加害者が執拗にいじめる場合もありますが、一人を数人で、という場合も多いでしょうから、被害者よりも加害者がたくさんいると思われます。
という事で、私の場合。
今までしてきた酷い行いを出来るだけ書き出そうとしてきましたが、思い返して考えてみると、前にも書きましたが、私はいじめ加害者でした。
中学の時、部活の後輩を。
少人数の小さな美術部。
なので、仲良く遊んで過ごしていました。えぇ、いじめがある様な雰囲気ではありません。
その後輩が転校したと聞いた時、少し何かが引っ掛かりましたが、その何かはわかりませんでした。
何十年と経って、その何か、実は見たくなかったから見てこなかった。
ーーーその子の事、からかいましたよね?
間違い無く、その子を嫌な気持ちにさせましたよね。
からかっただけだから、転校とは関係無いと思い込みましたよね。
自覚する事からひたすら逃げていました。
私はいじめ加害者です。
どれだけ私が最低なのか、
一つあげると、その後輩の名前を、覚えていません。
今になって自覚しても、それだけではどうにもなりません。
ごめんなさい…と、ただただ罪悪感と共にいる。
余りにも見えてこない〈いじめ加害者〉。
なので、その一人として、自分を曝してみました。
当時は全く自覚が無く。被害者が苦しんでいても、この様に気付きもしない加害者も、いる。
その後輩を、嫌いだともウザいとも思った事が無い。
それなのに軽い気持ちでからかった。
最低な事をしました。
👻☔