【いざという時人間は、対処出来ないらしい】
何か被害に遭って、それを誰かに打ち明けた時。
親・親族・友人・教師・専門機関……、
苦しくて、もう限界で、告白した。が、返って来た言葉は、被害者を更に苦しめるものだった。
そういう事が多々ある。
私も子供の時からついつい、
大人だったら知っている、
先生だったら聞いてくれる、
親だったらわかってくれる、
特に母親だったらきっと助けてくれる、
と、幻想を抱いてしまっていたので、
大人も知らない事だらけ、
先生は忙しくてそれぞれ言う事が違う、
親は何もわかってくれない、
母親は向き合ってくれない、
という現実に直面し続け、幻滅したのでした。
[私は家族に恵まれなかった]
この様に〈諦める〉という心術を身に付け、日々を繰り返してきましたが、
逆に少し親に興味を持ち、〈ひととなり〉を考えてみる様になり、
父の事は未だによくわかりませんが、私にした様に、父も誰かに見下されて生きてきたのではないかと推測したり、
母には発達障害の特性が見られたり、
等々、複雑に絡み合って歪んでいったと思っていた。
この状態で親に何かを求めるのは何の意味も無い、と。
が❗しかし❗
私は本当に中身の無い人間です。
他人の心理を理解せず、
狭い範囲で幻想と幻滅を繰り返していた。
それでは何も見えていないも同然。
まだ奥がある。
(続く👻)