毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

明け残る空①

記憶が僅かしかない十代の頃。

家の人間が寝静まった後、私は何故か自分の部屋ではなくリビングにいる。

何をする為に、かは覚えていない。

暗い。テレビや照明は点けていないのか。

栄養を身体に入れない、という事を狙っていた時期かもしれない、
それでも空腹に負けて、ワカメを刻んで雑炊を作り
、ーーーーー

ーーーーーあぁ、書いていて少し思い出してきた、台所で雑炊を食べ、その後部屋に戻らず隣のリビングに移動したという流れか。

でも何をしていたのかわからない。

ただ、暗くて重い。

大胆に終わりに踏み出せず、ならば少しずつ衰弱しようと試みながら、

自分に負けて、身体に栄養を入れてしまって落ち込んでいるのか。

情けない。

タツ布団が見える。
タツに入って下を向いて長い長い時間、


ただ、暗くて重く、

秒針は12を過ぎても、どうせまた12だ。


                  (続く👻)