あと数十センチ高さがあればより広く景色を見渡せるのに、
あ、丁度いい踏み台があるじゃないか、これに乗ればーーーあーー何ていい景色なんだ…!
と、良い気分になっているところ申し訳無いのですが、今何か踏んでいますよね、気になりませんか?ーーーならない、そうですか。
踏み台はプラスチックや木で出来ていたり、
他人の人生だったり人体そのものだったり、
しかしやはりそれはただの踏み台で、絶景を見て良い気分の時に自分の足元など意識の片隅にも無い、
という人。
いるでしょうね。
被害者がいるならば加害者がいる、筈が、
そう言い切れない無力感。
ハードルを下げて父の反省と謝罪を諦めて、
虐待をしたと気付くだけでいいと時を費やしてきましたが、
もしかして全て無駄?
私は人間としてではなく、
踏み台として最期を迎える。
私自身も何かしらを踏んできたから、
絶景を見る資格は無い。
代わりに踏まれた人達の屈辱を持っていくだけ。
👣 👻👿👼