田舎の片隅
未知の場所など探索するのは好まないので、致し方無く普段行かない方へ自転車を走らせると、迷い込んでしまった様に[ここは何処!?]遠くの知らない街に突然置かれた感覚になる。
いや距離的には近いのですけれども、雰囲気や空気感が別世界。転校前ちょっとだけ通っていた小学校の前を通っても、記憶など蘇ってこない。
私の思考の流れとして、この田舎の片隅でも被害が存在しているのだと考える。
苦悩、脅威、失望、焦燥、恐怖、
人々に混合する不孝の質が、気配として漂う。
明るみになるまで勿論他人は気付かないのだから、どれだけ放出されず溜まっているのか、重々しい事だ。
都会の雑踏とは違う静かな、
この田舎の片隅に。
🍁 👻