毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

噤む

小学生の頃、不思議な事件が起こりました。
教室の一箇所に生徒達が集まっていた時、何かの液体が飛んで来ました。
数人にかかり、ちょっとした騒ぎに。

「何か飛んで来たー」
「醤油みたいなニオイ」
「砂糖醤油っぽい」

・・・砂糖醤油❓

確かに、少し甘い。焼いたお餅に付けるあの砂糖醤油のニオイ。
給食の時間ではない、誰かがケンカしていた訳でもない。
昔は蓋の付いたプラスチック製の小さな醤油入れがあって、それをこっそり持っていた生徒がいたずらでかけた❔
わざわざ砂糖入りで❔

担任の教師が「やった人は名乗り出て下さい」と言いましたが、誰も名乗り出ず未解決事件となりました。

今思うと、醤油をかけた人は言いづらいですよねぇ。故意じゃなく過失だったかもしれないのに、「犯人は誰だ❗」とか「クラスの中に酷い事をする人がいる」という流れや空気になって、黙ってしまって〈やっていない人間〉を演じて生きていく。

打ち明けるか、黙っているか。

いろんな分野・状況で、迷ったり諦めたり。


砂糖醤油事件とはかけ離れていますが、虐待の事も一生言わないんだろうなと思っていました。
理由はやはり、緩くてわかりづらい内容だったから。
壮絶な虐待を受けた方達やその内容をたくさん見聞きすればする程、自ずと口を閉ざしていった。

でも(口を閉ざすのを)止めた。

この先、この〈わかりづらい虐待〉の研究が進んでもっと解明されればいいな。マルトリートメントも、どの親子でも有り得るって言うし…。
それで破壊された子供は、どうしたら救われるのでしょう。私にはちっともわからない🍂
取り敢えずは親の方に手を差し伸べて…くらいかな、前に書いたけどね。

しかし進歩しない⬇自分だよ。