夜の街では途切れる事なく、愛と憎しみが飛び交っています。
ここはパブ・スナック🍸。たまに店に来るある男性客(二十代)、奥さんはいるものの女💘関係はお盛んで、店の女の子達もこの男性の席につきたがります。
とにかくモテるのですよ❗
顔は整っていますが少し怖い風貌、お喋りではなくあからさまに優しい訳でもない、それなのに女性達は惹かれてしまう様です。
この店の一従業員である私は、この男性とは反りが合わず、仲良くはせず少し外れて[あー今日もモテてるねぇ]と傍観していました。
この男性は私以外の店の女の子全員と仲が良いのですが、その中でも一人お気に入りの女の子はいました。
ある日の店内、そのモテる男性はカウンター、私はホールで初めて来た女性客(連れはいましたが男女どちらか忘れた)の席についていました。
その女性はカウンターを指差して☝、
「あの男(例のモテる男性)と私知り合いなんだ。好きで通ってる女の子がいるんだってね。誰?」
と、朗らかににこやかに、私に聞いてきました。
この女性客は三十代くらい、一見凄みのある姉御という感じだが、初めて喋る私にもフレンドリー🎵だったので、
何の気無しに、(私以外)全員と仲いいけど強いて言うなら、という感じで、
(そうだと思われる)一人の女の子の名前を上げました。
そう、
言ってしまったのです。
閉店後、私が名前を上げたその女の子は、
連れ去られました。
(続く👻)