と、まるで選び抜かれた優れた愛される人間だと、
錯覚する程に。
自己肯定感が強く、常に自分が正しく、やる事に間違いは無い。
自分が子供という立場の家族の中では、全ては滞り無く進んでいた。
誰も逆らわない、それは、誰より正しいから。
それが崩壊する。
自分の家族を持った時に。
逆らう存在の、扱い方がわからない。
特別に優れた自分が、子育てや躾に行き詰まっているなんて有り得ない。
出来る。出来る。
躾が出来ている、今やっている事は間違いじゃない、
反抗しなければ、
ここまではやらないのだから。
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被告が今も自身の正当性を主張するのは、
暴力はしていないと言い張るのは、
心の底から、嘘偽り無く、本当にそう思っているから。
変換される行為。
殴る。➡手が当たる。
長時間立たせた。➡本人の意思で立っていた。
この様に、自分のした事を正当化するのは、
人格の根底にある、揺るぎ無い、自覚無き、
[自分は大切で特別な人間]
(続く👻)