凍っているから。
色褪せる事無く、
空気や水や土に紛れる事無く、
そのまま、あの場所に存在し続ける。
それと、私の脳内に。
それは時間の経過と共に、
まるで消え去ったかの様に見える。
事柄が幾重にも積まれ、
あの場所も離れ、
時計が動いているからだ。
流れに任せて、
笑ったり歌ったり。
忘れているのか?
いや違う、寧ろ、
日に日に侵食が進み、
体調は悪くなるばかり。
どうして、どうして、
私に落ち度があったの、
神様に見放されたの、
私は、汚れを付けられてもまた付けられる。
大人は、その現場を見られない様に人目を避けるが、
行為は正当化する。
子供など簡単に言いくるめて、
疑問を持つ思考を奪って、
最低な特別扱いをされて、
気付かぬうちに私の魂は死んでいた。
(続く👻)