果てしない。
端から終わりが無いのかもしれない。
わかっていてやっている筈が挫けそうだ。
自分の思惟は狭いがそれ以外が広過ぎて気配にすら出会えない。
なら私は何と誰と戦っている？
一人でジタバタ騒いでいるだけなのか、
そんな滑稽な姿を何十年続けている？
きっと笑われているのだろう。
ーーー疲れた。
広々とした道の無い不毛の地を彷徨い、
水場は何処だ、
緑は何処に茂っている、
今進んでいる先は逆方向ではないのか、
救いの手を持つ人間とは擦れ違わない、
意味の有無が不明の事柄は何処にどう着地する、
見当の付かない事を闇雲にやり続けるのは疲れる。
私は立ち止まった。
此処はーーーただ広いだけで何も無い、
見渡して茫然とする、
何処まで進んだのか、いやそもそも歩いていたのか、
答えになりそうなものは何も見えていないのだが。
前に道は無く、振り返っても道は出来ていない。
天へ地底へ進めないのなら、
再び、おどけた人世を這う。
👻……………
