手は多くの仕事をしてくれていたのです。
身体の一部でまぁまぁ働いてくれるので有り難みに気付けていない。
そんな手が、届かない所。
私はあちらこちらが痒くなるのでバリバリ掻いている訳ですが、
痒くなるのは身体の表面ばかりではありません、内側・内部の正に手も道具も届かない粘膜などの部分も痒くなる。
アレルギーや感覚過敏があるので今なら納得出来る事も、子供の頃は自他共に知識が無く、
痒いのに掻けないという苦しみが続きました。
皮膚表面なら湿疹・赤み・カサ付き・発疹など見てわかりますが内部は自分ですらどうなっているのかわからないので、
こんなに苦痛なのに何故その辛さをわかってくれないのか、と思う私と、
忙しいのに意味不明な事を言ってくる娘がうざったく面倒くさい、と思う(推測)親。
これで、確執が生まれます。
相手を嫌だと思う感情、親子間にも存在し家庭の中で不和が育っていく。
主な原因は虐待でも、他にもいろいろあるのですね。
しかし、痒い所に自分の手すら届かないのに他人の手が届く訳が無い。
余程知識があって気が利く人でなければ無理。
と、大人になってから気付きました。
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