痛苦の居処
身体の一部分が炎症を起こして痛みが辛くても、何処か軽く考えている。
何れ治ると知っているからだ。
治癒力に長けていなくても細々とでも血が通っているなら腫れも引いていく。
先が見えるだけで気が楽になるという事で。
それ以外。病気・事故・事件・災害・人と人との間の捩れ等々、
実際は治るかどうかわからない痛みの方が多い。そして一番遠いのは、
自分の所為で傷付いた他人の心の痛み。
こういう風に様々な痛みの辛さを考えていると、身体の痛みを辛く感じる事が申し訳無く情けなくなる。
この思考で紛らわせているとしたら最低だ。
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