水面に丸餅
北帰行断念して一羽だけ残っている白鳥を「今日も生きてるかな~?」と確認するのが日課になっていました。
わざわざ見に行かなくても窓の外を覗くと朝や夕方に川にいらっしゃる。
エサを食べているのか首を水面に突っ込んでいると正に水面に丸餅が浮いている様。
気候が合わないだろうから暑い日寒い日雨が降り続いた日などありながらもほぼ毎日プカプカ泳いできて日光に当たって輝いて。
しかし、三日間お目に掛かれていません。
あぁぁ……遂にこの日が来てしま…いやいやまだわからない、
新たにお気に入りの場所を別に見つけたのかもしれない、
体調が良くなって一人北帰行を決断したのかもしれない、
自然界だから致し方無いが天敵に襲われたのかもしれない、
高齢で寿命が来たのかもしれない……。
探しに行くまではしないけれどもいつもいたのが急にいなくなるとやはり寂しい気持ち、
無意識にそれを軽減したくて思考を都合良く変化させ最終的に残った文言が、
ーーどの道皆死ぬ定めーー
そうそれが当たり前。
四日目のまだ明るくなる前の朝、白鳥の鳴き声っぽい声が聞こえた様な気がした。
それは違う、お喋りする相手がいないから一羽でいた時一度も声を聞いていないもの。
明るくなって、癖になっているからまた窓の外を覗く。
スイスイスイスイスイ………、
あれ白サギ?いや白サギは泳がない、丸餅に細くて長い首の白い大きな水鳥が何事も無かった様にスイスイスイ。
生きてたんかーーーーーい❗
という事で再会しました。
ちょっとだけ気分が澄む。
いつかお別れ来るけれども。
すみません虐待ブログに生粋の、
野生動物ネタでした。
🌄❗👻❓🌇