「あの優しい両親がいいなぁ」
「あの出来の良い子供が欲しい」
なんてね。
自由に家族を交換出来ませんから。
子供の方が〈親は選べない〉と発言するのに何の違和感も持った事が無いけど、親の方だって〈子は選べない〉って思っている人もいるのに言っちゃいけねぇ空気があるから、窮屈なんじゃないかしら…。
どう考えたって、親から見て私は「この子じゃない方が良かった」という子供でしたし、そういう扱いをされました。
自分でも何の取り柄も無い嫌な子供だと自覚しています。
[こんな筈じゃなかった]
[何でこんな子供育てなければいけないんだ]
[この子さえいなかったら…]
なんだか、両親が可哀想に思えてきました。人の事を可哀想と言うのは上から目線的なので、極力言わない様にしていましたが、言っちゃいました。
私の様な出来損ないを育てなければいけないストレスは、計り知れない程膨大になっていったと思われます。
うちの場合の、ですが、このストレスが虐待が生まれた原因の一つかもしれない、とも思います。
同級生や職場の同僚に、親が暴力団だと言う人がいました。それだけで冷やかされるし、暴力団とは付き合うなと普通に言われてしまうので、その人にしたら親の存在を否定されてしまう訳です。
夜のお店で働いていた時の同僚の女の子。店のママに暴力団と関わるなと女の子全員言われましたが、いつも明るい彼女は落ち込んでしまいました。
親は否定される存在、なら自分の存在は…。
こっちまで苦しくなります。
私なんて、緩~いわかりづらい虐待を受けただけ。
半端なんだよな。
そう言えば、当時暴力団の組長に気に入られて大変だった、愛人になれとか。店のママに教えて貰った断る理由は、
「結婚出来る相手としかお付き合い出来ません❗」
でした。
本当にそう言って、何とか断りました👰