とある病院🏥の前を通ると、必ず母はこう言った。
「あなたが赤ん坊👶の時、ここの病院🏥の先生と一緒に〇〇の病院🏥まで救急車🚑で行ったのよ」
何処かしら私の容体が悪くなって、近くの病院🏥に行ったものの対処しきれず、医師同伴のもと別の病院🏥に運ばれた、
という事だと思いますが、
良いのですよ、話すのは。
でも何故、毎回初めて言うかの様に話すのだろうと、いつも不思議に思っていました。
またこの話が出た時、私は思い切って聞いてみました。
「何故この話を毎回初めての様に話すのですか?既に何度も聞きましたけど、覚えていますか?」
母はポカーンとして、頭の上にクエスチョンマークが❔❔❔❔❔と出ておりました。
何度も話した自覚・記憶は無い様です。
この日以来、この話は一度も出なくなりました(二人で病院🏥の前を通っていないというのもありますが)。
これが、「母は可笑しい」と本格的に気付いた(前から思ってはいましたが)きっかけだったかもしれません。
酔っ払いが繰り返し同じ話をするのとは違って、お酒関係無くです。
この時はまだ母の研究も始めたばかりくらいで、可笑しいのは確かだけど何がどう変で、どう調べたら🔍いいのかわからなくて、私の方も❔❔❔❔❔でした。
その間も、母の可笑しい部分に、押し潰されそうでした。
数え切れない嘘、
噛み合わない会話………
(続く👻)