毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

「行かなくていいよ」②

十代の私は一度、自分の意思ではなく他者の力によって、命を諦めた。
(〔命を諦めた瞬間〕参照)

その時の場所は、堤防の道と河原。

殺人とは、こうやって起こるのか。と、その世界を垣間見た。

しかし衝撃的な恐怖は私だけのもので、
周りは変わりの無い日常だった。

河原までは下りる用事が無いので行かなくて済むが、

バイトに行くのに、その道を通る。

心臓がバクバクし、冷や汗が吹き出る中、私は平然と歩く。

犯人は、遠くから私を見ていて、

次こそはヤッてやろう、
次こそは殺ってやろう、

と、思っているかもしれない。

行きたくない。

通りたくない。

見たくない。

そんな〈嫌な場所〉を、

私は平然と歩く。


心を殺して。


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今もその道を通っています。
何十年と経って、風景はかなり変わっていますが、今でも気持ち悪いまま。

当時の事を思い起こせば、

若い人に、そんな辛い思いさせたくないよねぇ…。

〈嫌な場所〉に、無理して行かなくていいんだよ、

って言いたい。


               🍀🌻 👻👣 🌱🌷