毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

私はヤスデ③

何日か、経ったのではないか。
朝になると声が聞こえて、毒を撒いていると思われるが、上からは降り懸かってこない。

ひたすら歩いて、毒に殺られる場所を探した。
歩いて歩いて……、

「あ、来たじゃん」
結局裏の家まで歩いてしまった。最初に声を掛けたヤスデが、私を見つけてくれた。
「毒が、何処に撒かれているのか、わからなくて…」
「つーか、俺ら逃げていなくなったから、あんまり撒いてないんじゃね?」
「あ…」
そういう状況を、自分で作り出してしまったという事か。
「そんな焦って死ななくても、そのうち終わるって。それより短いヤスデの一生謳歌してみるとか」
「…」
「あー、ヤスデとかムリって思ってる」
「いえ、そんな、」
「やっぱ人間に戻るの」
「戻りません」
「じゃあヤスデっつー事で」
「はぁ…」

それはそれで、お先真っ暗だが(すみません)。

簡単には死ねない。

それでも、もう人間ではない。それだけでも良しとしなければ。

私はヤスデ

駆除されるのか、鳥のエサになるのか、
先の事はわからないが、

それでいい。

「こっちでイイカンジに落ち葉が腐ってるぜ、来いよ!」
「…(ははは…マジすか)」

私はヤスデ

それがいい。



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虫嫌いの方、虫好きの方、すみません😣💦⤵
母がヤスデの駆除をすると言ったので、殺されていく生き物を想い、

妄想で、ヤスデになってみました❗❗

三日間、頭の中はヤスデヤスデヤスデ………………

怖い🍂👻🌀🍂🍂