酷い事をして、された人が苦しむ姿をニヤニヤしながら見て楽しむ人もいますが、
そうではなく、酷い事を、心を傷めながらもやってしまった人もいるのかもしれない。
たぶん……私はこの立場にいた事が無いので(よく思い返せば見つかるかもしれませんが)、共感する事が出来ず、気にもしなかったのでしょう。
昔、私が人に対して散々酷い事をしたのは、自発的にです。
周りに流されて、空気に飲まれて、というのもありますが、強制されていないので、
やはり自らの意思です。
後輩を揶揄って、友人と笑っていた。
最低な行為。
楽しかったのかどうか、笑っていたくらいですから。
行為自体を楽しんでいたのではなく、
仲間と何かを一緒にやる、という楽しさ、安心感。
同じ行動を取っていると落ち着く、集団の中。
後輩を、犠牲にしてまで。
そんな最低な私が、私を引っ叩いた子の心配を、する訳がありません。
しかし、ふと。
何十年と経って、引っ掛かった。
喜ぶ加害者も苦しむ加害者もいるだろうから、
彼女はどうだったのか。
その立場を理解する人が、
いたのかどうか。
(続く👻)