〈もうここにはいたくない〉と、十代の私は家を出て夜の街へ。
居場所の無い未成年が辿る道は様々ありますが、見返すと私はツイていたと言わざるを得ません。
SNSなど無かったから?携帯電話すら皆が持っている訳ではなかった、
なので地味に職探し、従業員募集の情報を見て店(パブ、スナック)に電話、要するに見知らぬ人とは必要最低限の人数としか繋がらない。
しかも夜の街は意外に人生を彷徨う傷付いた人間に優しい。
昔、[助けて]と心の中で何度呟いても、誰にも繋がる事は無かった。
しかし今の子供・未成年の[助けて]は、不特定多数の人に繋がってしまうのですね。
そして犯罪に巻き込まれる。
それを阻止しようと日々身を粉にして動く大人達。それ以外に、
ぼんやりと、しかし浮き立って見える。
子供の居場所を作れない養育者、
未成年への歪んだ欲求を抑えられない大人、
それらがあるから、事件も起こり続ける。
被害者が、嫌な事でも断れなくなる状況に持っていかれる、というのはとてもわかる。
自分で解決しなければ、自分が悪かったんだからーーーーー。
と思い込ませて、未成年を自由に操る悪い大人。
これは無理だ、一人ではどうにもならない。
やはり気になった、〈居場所が無い子供〉と〈歪んだ欲求を持つ大人〉が簡単に繋がる現状。
そもそもSNSが悪いんじゃないよね?
目を向けて貰えない、〈家庭〉と〈欲求〉…。
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