毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

離人感

私が幼い頃の話。自分自身ともう一人の自分がいました。解離性同一性障害のように別人格の自分がいるのではなく、二面性が著しかったのでもなく、普通にもう一人見えていました。
父からの身体的虐待の最中(軽いものですが)、耳が痛くて泣いていた私を「うるさい!」と怒鳴り、私の足首を持って逆さ吊り。頭に血が集まって更に耳が痛くて泣き叫ぶ私を父は揺さぶったりしてキレていた。その現場を少し離れた所からもう一人の私はじっと見ていました。
祖母に連れられ保育園に行った時、何故か園の建物に入る事が出来ず、敷地内でポツンと立ち尽くす私。その背中をもう一人の私がずっと見ていました。
二段ベッドの上で姉と遊んでいる時、私は床に落っこちてしまったのですが、痛さよりも何か可笑しくて面白くて笑っていました。床に転がり笑いながら二段ベッドの上を見上げている映像と、二段ベッドの上から床に転がり笑っている私を見下ろしている映像と、どちらも記憶にあります。

虐待されて辛い時も、何やらよくわからない時も、遊んでいる時も、その現場にいる私を、もう一人の私が冷静に傍観しています。

人間にはよくある現象らしいですね。度が過ぎていて本人や周りの人が苦痛を感じていれば専門の科へ。そうなれば「離人症(正式な病名かは?)」と診断されるかもしれないが、ただ単にもう一人自分がいただけだからね。

やはり、私が虐待を受けていたと証明してくれるのは、

私だけなんだ🆘