時の経過と共に、ふと。
虐待を受けている最中、私はどんな顔をしていたのだろう、と思った。
実際見られるものではないから、
想像するしかない。
もう一人の私が、死に導かれている。
遂行する為自転車に乗って薬を買いに行く途中、
友人に目撃されていた。
私は、笑っていたという。
その前だ。
父がいる。私は武器も持たず、抵抗もしていない。
虐待という言葉は、知らないか気にも留めていなかった頃。
押し黙っていたのは覚えている。
無気力に暴言を浴び続けている私の顔は、
ただ、憫然に見えた。
虐待を受けるという事は、
死の方向へ、背中を押されるという事。
父は必死で、私の背中を押した。
その時の表情は知り得ない、
想像に過ぎない。
脳内の視界の中で、
もう一人の私は、
なんと憐れな。
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