毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

憫然②

時の経過と共に、ふと。

虐待を受けている最中、私はどんな顔をしていたのだろう、と思った。

実際見られるものではないから、
想像するしかない。


もう一人の私が、死に導かれている。
遂行する為自転車に乗って薬を買いに行く途中、
友人に目撃されていた。

私は、笑っていたという。

その前だ。

父がいる。私は武器も持たず、抵抗もしていない。

虐待という言葉は、知らないか気にも留めていなかった頃。

押し黙っていたのは覚えている。

無気力に暴言を浴び続けている私の顔は、


ただ、憫然に見えた。


虐待を受けるという事は、

死の方向へ、背中を押されるという事。

父は必死で、私の背中を押した。


その時の表情は知り得ない、

想像に過ぎない。

脳内の視界の中で、

もう一人の私は、


なんと憐れな。


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