「自分は自分なんだから」
と、思えない訳ですから、いろんな人・状況を羨ましく感じていました。
夜のお酒を出す店で働く人でも下戸の方は多くいて、お茶など飲みながら接客するんですよ。私はたまたま飲めたので、少しでも店に貢献しようとするならば、ガンガン飲むしかありません。
そんな中、お酒を飲まずして会話術でお客様を楽しませる事が出来る人達。
羨ましい・・・。
美人でスタイルがいい人も、たくさん衣装を持っている人も、男性を魅了する✨何か✨を持っている人も、明るい人も、帰りに彼氏が迎えに来てくれる人も、面白い人も、多少太っていても気にしない人も、
みーんな、羨ましかった。
どう足掻いてもその人達の様にはなれなかったので、惨めでしたね。
〈誰か〉になんて、なれない。
〈自分〉にも、ならない。
という事で。
もし生まれ変わる事が出来るとしたら、カフカじゃないけど、ゲジ🐛になりたいです。
しかも、この世に誕生してすぐ殺虫剤で殺されるゲジ🐛になりたい。
ゲジ🐛を馬鹿にしているのではありません。もう何度も何度も駆除しているので心苦しく、殺されるゲジ🐛の気持ちを共有したいからです。
もう一度同じ〈私〉を生きるのは嫌です。
恵まれているくせにと言われても。
凶悪犯の身内として生きる方がいいのか？と言われても、その方がいいとは言えないけれど、でも同じ私を生きるのも嫌です。
現世での家系と無関係になれるなら、
ゲジ🐛がいいです。
ゲジ🐛って（虫が苦手な方ごめんなさい）、頭いいんですよ。私に見つかって双方が固まって、［近くに殺虫剤が無いどうしよう、ティッシュで取るか、よし❗］と、脳内で結論が出た瞬間、ゲジ🐛が走り出すんです。逃げられる隙をめっちゃ考えているんですよ❗人間ぽいからゲジ🐛は人間の生まれ変わりかも、なんて。
という事は、バカなゲジ（私）が一匹、誕生します✋
