毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

スパーク花火が待っている①

夜空に咲く打ち上げ花火は見上げるが、

手持ち花火はやらない。

僕の家の庭で、君と二人で遊んだのが最後だ。

近所に住んでいたから、手を振って帰りを見送って、ーーーーーーーーーー。



琉偉君を花火に誘った。

「ごめん僕何も持ってきてないよ」

「いいんだ。親に花火やりたいって言ったらこんなに買ってきてさ。忙しいからって一緒にやらないくせに」

夏休みも遊びに連れて行って貰えない。その代わり、裕福ではないが欲しい物は高額でなければ大体手に入る。

それでも、こんな風に琉偉君と遊べるからいい。一人でつまらない時は琉偉君も一緒、

僕達は同じ。


「そろそろ終わりにしなさい」

母の一声で後片付けが始まる。

「日記に書くネタが出来た」

「毎日代わり映えしないからなー。何かとんでもない事でも起こればいいのに」

「花火楽しかったね」

「まだ沢山あるから、またやろう」


次の日ーーーーーーーーーー。


                (続く👻)