イオリに、カウンセラーが話し掛ける。
「傷口、塞がってきたね」
「はい」
「切りたくなっちゃう?」
「別に」
「私、御両親ともお話をするから、何か伝えたい事あるかな」
「ありません」
「昔は、あったかもしれない?」
「あったかもしれないけど…、もう諦めました」
「何を諦めたんだろう」
「心を持った人間として、見て貰う事です」
理由は、必ずある。
顔を変えたいのも、笑顔でいるのも、身体を差し出すのも、切るのも、
傷付いた心が必死で、これ以上傷付かない様にしている反応。
それと、SOS。
声無き悲鳴が本人を侵食し、まるで人となりの様に周りから思われてしまう。
本当は違うのに、
ありのままの自分でいられる居場所は、
無かったから。
忙し過ぎて疲れてしまった彼女達、
カウンセラーの助言で、
暫くお休みに入ります………。
(注⚠)カウンセラーの台詞はテキトーに書いているので、良くない言い回しがあるかもしれません。
あったらごめんなさい🙇。
本職の方、ごめんなさい🙇。
👻💤