窓の桟を掃除する時。
新しい雑巾と使い古した雑巾、どちらを選ぶかと言われれば、使い古した雑巾。
いつも綺麗にしている人は別として、
汚れた桟は、拭いてそのまま雑巾を捨てればいい。
新しくて汚れていない雑巾を、真っ黒にするのは躊躇してしまう。
最初から黒ずんでいれば、使い易い。
どうせ他で汚れたでしょ。
また汚してもいいでしょ。
汚い雑巾の使い道、
更に汚れた場所を拭く。
掃除をする側は気が楽だ。
後で一生懸命洗わなくていい。
だからわざわざ探して、見つけて、
これなら汚してもいい。
罪悪感も無い。
だって自分だけじゃない、
他の人も使っている。
真っ黒になったら、捨てればいい。
そういう使い道で、いいんでしょ?
ーーー何度も何度も、汚された雑巾。
大事に洗われていた頃もあったっけ。
綺麗な雑巾、汚れた雑巾、
どっちに汚れを付ける?
当然、
「お前だ」
と言われない程自然に、
汚される私。
(続く👻)