ゴミは然る可き所に捨てている。しかし全部かどうか、
金魚を自由にする為にやった事は、今ではただ川に流して捨てただけだとわかる。
未成年の頃まではゴミに関する意識も低く、空き缶を眺めて気付いたが確かに…ポイ捨てをしていた。
幼い頃ティッシュを裂いて風に飛ばして遊んだ事がある。その後回収せず。
どうやら、然る可き所に捨てていない物が今続々と私の元に届けられている。
自分仕舞いの一環か、最期が近付いているという事だろうか。
ーーー嫌な予感がする。
ゴミならいいが、ゴミの様に扱った?と言うのか所有していながら不適切に扱いその時の感情で手離した、
例えば命や関係や付き合いなども、間違った離れ方をしてしまっていたとしたらそれも、
最期が近い私に届くのか。
「お届け物です」
来た。大きめの袋に入っている。
予想はつく。結局私は正しく生きていないのだから。
袋を受け取って立ち尽くす。この重さを今初めて感じているのだから。
[ごめんね]
最期を迎える前に、袋を開けなければ。
人間としての責任。
開けなければ。
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