子供の強烈な純粋さ、目の当たりにした汚れた大人は為す術がありません。
みんなやっているから、
この方が効率いいから、
悪気は無いから、
やっても今まで大丈夫だったから、
誰も見ていないから、
ちょっとくらい、不正行為をしてもいい。
・・・・・。
母は小さな嘘をたくさんつきます。「やる！」と自分で宣言した事が出来ない人なので、それをごまかす為、自分を守る為、嘘をつくのだと推測します。
田舎は施錠率が低く、うちもそうだったので、極力余計な事は言わず目を瞑る様にしている私ですが、〈鍵を閉める〉事に関してはしつこく言いました。最初の頃母が「出掛ける時は閉めている」と自慢気に言ったのを見て、［あぁ、そこまで防犯意識がユルユルなのか…］と気が遠くなりました。それ、当たり前だからね。
狭いアパートとは違って、一軒家の開けている窓を一人で監視出来ない、ご夫婦で出掛ける時は全部鍵閉めて行ってね…。でもあちらこちら開いています。在宅中も閉める習慣をつけなければいけませんが、あちらこちら開いています。
「うんわかった❕閉める～🎵」
って、言ってたよね？
いつもいつも、開いているんだよ。
癇癪を起こさせない様気を付けながら私は注意します。すると、
「たまたま（今は開いていた）。いつも閉めている」
いつも開いているの知ってるよ、と言ってしまうと彼女を追い詰めてブチ切れさせてしまうので、飲み込む。
「たまたま」という日本語をたくさん使う母。
その嘘、バレていますよ。
特別バカな私は子供時代、母の嘘は見抜けませんでした。でも母の嘘は〈汚れた大人〉というよりは、発達障害（の様な特性）を周りに気付いて貰えず、自分でも気付かず、皆が出来る事が思う様に出来ず、だから嘘をつく事を自然と覚えたのではないか。
生きる術だったのではないか。
ちなみに今は。
母は鍵🔑を閉める習慣がつきました❗👏
完璧じゃないけど❗🔓
