毒親への返報

毒親や虐待をメインに書いています。

そうだ、餓死しよう①

朦朧としながら床を這って、水道があるトイレまで移動した。

[水が飲みたい]

三日四日何も食べないだけで、ここまでフラフラになるのか。
それでも身体にはまだたっぷり脂肪が付いている、という事は、先は長い。

ーーー餓死しようーーー

そう決めても、喉の渇きには堪えられず、水場に吸い寄せられた。
水を飲んで、トイレの床にへたり込む。

私は肉が苦手でごくたまに食べるくらいだが、脳裏には山盛りの鶏の唐揚げが浮かんでいる。

……食べたいらしい。

再び這って部屋に戻り、ベッドに横になる。

恥ずかしい事に昨日は、これまたたまにしか食べないスナック菓子が、山盛り状態になってずっと脳裏にいた。

……食べたかったらしい。

こんな感じでずっと部屋で寝ていたら、母が、

「救急車呼ぶわよっ💢❗❗」

と騒ぎ立てた。
それでは意味が無い、元の木阿弥だ。

泥沼に沈んでいく途中引き揚げられ、身体を洗われ綺麗にされて再び泥沼に放り投げられる様なものだ。

病院に運ばれ身体だけ健康にされ、また下界に戻される、それは勘弁してくれ。

という事で、何故今私がこの様な状態になっているのかを、母に説明する事にした。

無駄でも何でも、救急車を呼ばれるのだけは阻止したい。

                  (続く👻)